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S.HATA SHOTEN

ハワイ島、ヒロにはS.HATA Buildingというヒロのシンボルマークというべきビルがある。日系移民出身のビジネスマンとして、とても有名な兄弟が建てたビルだ。兄であるサドノスケ・ハタと弟のヨイチ・ハタ。広島で生まれ、移民として渡ってきたサドノスケは、ホノルルでハワイ島の砂糖農場から砂糖を買い付けるエージェントとして働き始めた。多くの日本からの移民が働くヒロに日本のアイテムを扱うお店を出せば商売として成功すると考え、シルク製品やキモノの他に日本からのお土産物を扱う日用雑貨の店をオープンさせた。それが S.HATA SHOTEN である。同社は、当時日本からハワイに生地を輸出していた着物や和装プリントの大手商社「市田」のコンバーターであり、ハワイでの取次をしていた関係で、日本製のシルク羽二重、ブロケード、ポンジー、レーヨン壁縮緬、綿、ポリネシア・プリントの生地などを輸入していた。同時にシャツメーカーのハレ・ハワイ、トロピカーナ、マリヒニなどに卸売りをし、自社でもオリジナル・ハワイアンシャツを作るようになった。また、CherryBlossom はS・HATA SHOTEN の副社長キヨノ・ナカムラが企画するブランドであった。